椎間板ヘルニア

背骨の骨と骨の間には椎間板というものがあります。この一部などが本来の場所から突出した状態を椎間板ヘルニアと言います。この一部が神経に接触することにより、痛みだけではなく、痺れもでてきます。

椎間板ヘルニアは、腰の腰椎ヘルニア、首の頚椎ヘルニアがあり、腰椎ヘルニアでは、片足に痛みと痺れ、頚椎ヘルニアでは、片腕に痛みと痺れという症状が出ます。浮腫がでる場合もあります。

原因としては、過度の筋肉疲労により骨や椎間板まで影響をおよぼすためです。腰椎ヘルニアの場合はたび重なるぎっくり腰も一つの要因です。

施術方法は痛みのもととなるヘルニアの周囲に鍼を刺します。ヘルニアの周囲の筋肉は強い筋緊張がおこっているので、それを緩和させ神経への圧迫を軽減させます。腕や足の痺れている部分には電気鍼を行い、神経痛を軽減させます。

メニエール

１．めまい（突発的で立つことも難しく、天井や壁が激しい回転し、数十分以上続く）
２・難聴（特に低い音が聴こえにくい）
３・耳鳴り
４・耳閉感

の4つの症状が同時に起き、症状が一旦治まってもその症状が数日から数ヶ月の間隔で繰り返されるもの

ほかにも吐き気、冷や汗、顔面蒼白、動悸等の症状が起きることがあります

メニエール病の原因は内耳の内リンパ水腫です。

リンパの流れが悪くなり、リンパが耳の内側に溜まり膨張する事によってまわりの神経を刺激することによって症状がでてきます。

メニエール病の発症にはストレスが強く関係しています。

メニエールの施術方法は、まず耳の周囲に鍼を刺し、リンパの流れを良くしてあげます。症状によっては、鍼に電気を流す電気鍼をおこないます。その後、頭や首などを治療し、体全体のリンパの流れを良くします。

メニエールは、鍼治療が特に有効な症状の一つなので、強くおすすめします。

ぎっくり腰（急性腰痛症）

ぎっくり腰とは突然腰背部に強い痛みをでてくるものをいいます。ちょっとした動きでも激痛が走ります。安静時には痛みが軽減するのがほとんどですが、ひどい症状の場合は安静時でも痛みが引きません。

原因は筋肉の過度の疲労、生活習慣による運動不足による筋肉の柔軟性の低下、また腸や腎臓の内臓の負担によりおこるものもあります。

ぎっくり腰は腰の細かい筋繊維が断裂をおこし炎症がおきている急性疾患のため、まずは冷やします。冷やしている間に背中、臀部（おしり）、足など腰周りの筋肉を鍼で刺し緩ませます。

そのまま１０分～２０分の間安静にしてもらい腰の熱感が少し引いてるようでしたら腰の皮膚に鍼を刺し、軽い刺激と筋繊維の調整をおこないます。（深くは刺しません）

熱感が引いていないようでしたら、冷却を続け腰への刺激はさけます。これは、無理に腰を刺激し、炎症を増進させないためです。

よく「ぎっくり腰はくせになる」という言葉を聞きますが、しっかり治療し完治させ定期的に腰の施術おこない、筋肉の柔軟性をとり戻せば「くせになる」なんてことはありません。

肩こり

肩こりとは、首から肩にかけて、筋肉の不快感、重苦しさの総称。

パソコンや携帯電話等の長時間使用、長時間同じ姿勢でいることや、ストレスにより、頭や腕を支える筋肉が持続的緊張によって固くなり、血行が悪くなるため、酸素や栄養分が末端まで行き届かず、疲労物質が溜まり刺激となり肩こりを起こします。

痛みがあるところに対して、鍼や灸で刺激し血行促進し疲労物質の除去、筋緊張を緩和させ痛みを取り除きます。

肩こりは、頭痛、不眠症、寝違い、四十肩、血圧上昇の原因にもなる万病の元です。

つわり

つわりは、妊婦さんにのみおこる症状で、妊娠初期の吐き気、嘔吐のことをさします。３、４ヵ月で自然に治る方が多いですが、中には４ヵ月過ぎても変わらない方、治ったと思っていたらしばらくしてまた出てくる方と様々です。

原因は、妊娠したことによる体質変化、それにともないホルモンのバランスの変化が関係しています。またストレスも１つの要因です。

つわりでは灸を用い腕や足のツボを刺激し施術します。腕は手首～ひじの間の内側にある吐き気によく効くツボを、足は膝から下の女性疾患によく効くツボを刺激します。

つわりがひどい場合には、鎖骨周辺に鍼を浅く刺し軽い刺激をあたえます。

灸は、つわりだけではなく逆子の治療や、むくみ、足の冷えなどの妊娠症状に特に効果があるのでおすすめします。

つわりは、妊娠初期でも、中期、後期でも施術できます。逆子の場合はわかった時点ですぐの施術をおすすめしています。早い段階で施術を始めれると治る確率が高くなるためです。

たなこころでは、産後の骨盤矯正もおこなっています。